−−− 五香のいわれ −−−

 この辺りは江戸時代、幕末までは野馬を改良,増産するために徳川家が所有していた「小金牧」という放牧場でした。
 ここ五香の地は、周囲を谷地と野馬除土手で囲った「お囲い場」といわれた地域で、優秀なめす馬を入れ、春には種馬をいれて馬匹の改良を行ったところです。
明治2年に、明治政府は維新により、職を失った者に職を与えようと小金、佐倉の両牧に入植者を募りました。
 苦難に満ちた開拓の試練に耐え残ったのは極僅かだったといいます。
 その開墾地は入植順に初富、二和、三咲、豊四季、五香、六実、七栄、八街、九美上と地名が付けられました。つまり、この五香は5番目に入植者が入った土地だったのです。
 昭和30年には、松戸〜津田沼間に新京成電鉄が開通し、新に発足した日本住宅公団の最初の理想住宅都市造成計画による金ヶ作宅地造成工事が開始されました。
 35年には常盤平団地として東洋一の規模を誇る団地が完成しました。その団地を取巻くように各種の並木道が造られたが、現在は日本の道百選にも選ばれた全長3キロメートルにも及ぶ桜並木の桜通りが見事であり、4月の「桜まつり」には50万人の人出で賑わいます。当店の前はアカシア並木で、その緑が目を和ませてくれます。
 4月の第1土曜、日曜は桜まつりです。この機会に、ぜひご来店ください。


   子和清水

県道と常盤平駅に向かうけやき通りの交差点の中央にこんもりした茂みがある。中ほどに小さな清水が湧いている。普段は気が付かずに通りすぎてしまう場所であるが、ここには次ぎのような伝説がある。
 昔むかし、金ヶ作(現在の常盤平)にきれいな泉があったという。けやきに囲まれた泉の側には貧しいが働き者の父子が住んでいた。この父親は、貧しい暮らしにもかかわらず大の酒好きだった。息子が仕事から帰ってくると、いつも父親は酒に酔っていた。不思議に思った息子がある日、父親の後をつけてみると泉から湧き出る清水をすくっては「うまい酒だ、あ〜うまい」と飲んでいた。後から息子が飲んでみるとそれは只の水であった。この話を伝え聞いた人々が、「親はうま酒、子は清水」と言ったことからこの泉を「子和清水」と呼ぶようになった。残念ながら現在この地の湧き水は枯れてしまったのでポンプを使って水を噴出させている。今は像が建っているが、父親にしては若すぎるので、息子のほうかもしれない。
 


    桜 通 り (日本の道百選の1つ)

五香駅西口に降りて最初の信号機を右に曲がると、日本の道百選と書いてある木で出来た標識がある。そこが全長3kmにもおよぶ桜通りの入り口になる。
 ここ常盤平の桜並木は、日本の道百選にも選ばれており見事である。ここから常盤平駅前を過ぎて八柱駅まで桜並木が続く。中間の常盤平駅から歩いて五香に向かうコースと、その逆コースがあり、その途中の桜が特に見事である。松戸の春を彩る桜まつりが今年も開催される。今年は4月7日、8日(第1土曜,日曜日)です。花時には土,日曜の2日間で50万人もの人出で賑わいます。
 そよぐ風に花びらが舞い、訪れる人々の頭上にふりそそぐ桜は、その言葉どおり「花ふぶき」。満開の桜のもと、あなたも松戸の春を謳歌してみませんか。
「三日見ぬまの桜かな・・・」といいます。花見どきは短いです。4月7日,8日を忘れずに!!


   
立体アンダーパス道路開通で終日混雑する
商店街道路、五香踏切が通れなくなった為に
1本の道路に集中
新京成線五香踏切に替わるアンダーパスが
完成





平成13年2月21日車道のみ完成。
写真:松戸市ホームページより